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しんや眼科 〒733-0035 広島市西区南観音6丁目8-7
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白内障に関して

白内障とは、眼の中にある水晶体(すいしょうたい)というレンズ が、少しずつ濁ってくる病気です。身体の健康状態とは関係なく加齢と共に生じてくる病気です。カメラに例えると、レンズが汚れた状態が白内障であり、そのためきれいな写真が撮れない状態になっていると思って下さい。
自分の望む視力が得られなくなった時は、手術を受けることで快適な見え方を取り戻すことが可能です。
濁った水晶体の中身を破砕吸引 残った水晶体嚢にレンズを挿入
濁った水晶体の中身を破砕吸引   残った水晶体嚢にレンズを挿入
手術の概略ですが、水晶体の皮(カプセル)は保持したまま濁っている中身を砕いて吸い取り、代わりのレンズを残しておいたカプセルの中に移植します。
レンズをきれいな物に取り替えることで再び良い写真が撮れるようになるのです。従って手術後の見え方はフィルムがどのくらい元気かで決まってきます。フィルムにあたるのが、網膜(もうまく)という部分です。
高齢になるほど、白内障だけでなくこの網膜にも病気があることが多く、注意が必要です。
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白内障手術の進歩

私は医者になった頃(1992年)は、白内障手術と言えば球後麻酔という、かなり痛みを伴い、慣れないと危険を伴う方法で麻酔が行われていました。
現在では目薬で麻酔(点眼麻酔)を行い、その後テノン嚢下麻酔を行っています。麻酔時の痛みはありません。手術全体を通して、一番しみる(“痛い”ではありません(笑))のは手術直前にする消毒の時です、と患者さんには説明しています。
麻酔だけではなく、技術や機械も大きく進歩しました。超音波白内障手術装置は毎年機能がバージョンアップされ、安全かつ低侵襲に手術が行えます。手術時間や件数を競う時代は終わり、現在では“スロー・サージャリー”の概念が普及し、個々の患者さんにとってどういうやり方が一番よいかを常に考えながら手術をしています。手術時間は平均15分です。
安全上の目的で角膜切開は行っておりません。
当院では、日帰り手術のみ行っています。入院が必要と判断した方は、他の病院を紹介させて頂きます。
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白内障手術までの流れ

手術までの流れ

手術まで1ヶ月をきった所で術前検査をして頂きます。
瞳を広げ、白内障と網膜の状態を診察し、レンズの度数決定・使用するお薬が身体に合うかや感染症のチェック・他科の先生での治療や全身状態を紹介状のやりとりでチェックします。
この検査は予約して頂き時間は1時間で終わります。瞳を広げますので、自分で車を運転してでの来院は不可です。
術前検査一週間後に検査結果の説明と手術の再説明をしよければ承諾書にサインして頂きます。手術前一週間に再受診して頂き、最終的な眼のチェックと術前の目薬を処方します。
手術までの流れ

手術日当日の流れ

手術日当日の流れに関しては、日帰り白内障手術でご紹介しています。>>

手術後の流れ

翌日朝受診して頂き眼帯を外します。
術後の過ごし方を再度説明し、お薬をお渡しします。点滴はもう必要ありません。
その後2日通院して頂き問題なければ、次は術後1週間後、その後は月に2回・3ヶ月受診して頂きます。その間目薬は続けて頂きます。
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白内障手術Q&A

どのくらいで通常の日常生活に戻れますか?

日常生活には早く戻れます。
手術した翌日の診察で問題なければ、翌日から家事や事務仕事、読書やTV視聴など目を使うことは大丈夫です。
但し術後一週間は生活制限があります。
具体的には、
(1)お風呂は首から下のシャワーのみ
(2)顔は拭くだけ
(3)洗髪禁止(3日たったら美容院での仰向けでの洗髪は可)
(4)寝る時は眼帯着用
の4点です。

術後の視力経過は?

調子が良ければ翌日から見えます。但し廉価な遠近両用眼内レンズはまだありません。術後を遠くが見えるように設定した人は老眼鏡、近くが見えるように設定した人は遠用の眼鏡が必要です。手術して大体一ヶ月前後で視力が安定しますので、その辺りで必要に応じて眼鏡の度数を変更します。
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手術の合併症について

手術中の合併症

後襄破損
手術中に水晶体の皮(=カプセル)が破れる事です。
程度によっては一度に眼内レンズが移植できないこともありますが、当院では全例にレンズ移植を行っています。
参考までに、当院での破損率は、最近のデータで 2例/214例=0.93%です。
核落下
後嚢破損と共に水晶体の核片が眼内に落下する事です。大きな核片が落下した場合、硝子体手術が必要となりますので、設備のある病院へ紹介となります。
私は今までに約1300例の白内障手術を行っていますが、これは研修医時代2例経験しました。

手術後早期の合併症

角膜混濁
眼の表面の角膜に炎症が生じると角膜が浮腫を生じて曇ったり、皺がよったりし、早期の視力回復を邪魔しますが、これは一時的なものです。
高齢、糖尿病、角膜疾患歴などがリスクファクターですが、一週間くらいで治ります。
感染症(細菌性眼内炎)
我々眼科医が一番恐れている合併症です。
当院では手術室・器具・スタッフすべてに十分な消毒体制を敷いています。私自身はこれを経験したことはありませんが、平均数千例に一例は日本のどこかで起きています。
これを起こさない為、私は強角膜切開+スロー・サージャリーの概念で手術に望んでいます。もし生じた場合は速やかに2次病院に紹介・手術が必要です。
当院が火曜日に手術をしている理由ですが、これを見逃さない為には術後3日は診察が必要です。3日目は金曜日なので、もし万が一眼内炎が発見されても速やかに紹介・手術が可能です。金曜日なら市中病院は普通に対応してくれます。

手術後晩期の合併症

黄班浮腫
術後1ヶ月くらいから、網膜の中心・黄班(おうはん)に水がたまり視力が低下します。糖尿病やブドウ膜炎等の自己免疫疾患既往等、目に炎症が生じやすい方に生じやすいです。自然治癒しない場合は目薬や注射で治療します。
後発白内障
手術後数ヶ月〜数年たってから眼の中に残っている水晶体嚢(=カプセル)が濁ることがあります。
視力に影響がでればYAGレーザーで濁りを蒸発・除去します。入院は必要ありません。レーザーにより元の視力に回復可能です。
○当院では白内障手術に関する簡単な小冊子を作成しています。
ご希望の方はお問い合わせ下さい。
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